顔は1枚の皮膚でつながっていますが(もちろん顔だけでなく、頭の先から足のつま先まですべて全身の皮膚は1枚でつながっています)、だからといってどの部分でも違った特徴のない、同じ肌だと思うのは間違いです。
顔の皮膚は皮脂が分泌されやすく、ボディの皮膚は皮脂の分泌が少ないように、顔のなかでも細かく肌の状態は違っています。そのため肌のお手入れをする際には、そのような特徴を知った上でのケアは好ましいといえます。
たとえば同じ顔のなかでも、もっとも皮脂の分泌が多いのがTゾーンといわれる部分。おでこの横線と、鼻の筋を合わせるとTの字になるため、このように呼ばれています。
確かに指先で触ってみると、特にベタベタしているのが分かりますよね。
それだけにニキビや肌のざらつきといった肌トラブルを起こしやすいですし、小鼻の毛穴にも汚れが詰まりやすくなってしまうのです。この場合は、やはり週に1~2回程度のディープクレンジングを行うなど、汚れをきれいに洗い流すための工夫も必要でしょう。
このように、肌をゾーン別に見ていくとお手入れの方法も変わってくることが分かります。