美容クリニックなど行われるフェイスリフトは、たるんだ肌を上に引っ張り上げる治療法ですが、年齢を重ねるとどうしても頬や顎、首などの肌がたるみを増してきます。これは肌が弾力を失ってしまったことが原因でもあり、重力のある地球で生きている限り、決して逃れることができません(笑い)。
とはいえ重力だけの問題で肌がたるむわけではなく、エラスチンという成分が年齢とともに減少することもその原因ひとつ。
エラスチンコラーゲンと同じようにもともとはタンパク質であり、ゴムのように伸縮することによって、肌の細胞組織に柔軟性をもたらす働きをします。ですので顔の肌だけに存在する成分ではなく、血管や靱帯、腱といった伸縮性の必要な場所には必ず存在するもの。
牛すじ軟骨、手羽先などの食材に多く含まれていますので、年齢を重ねてくると、これらの摂取を怠らないようにしたいものですね。
エラスチンはコラーゲンとセットになって働く性質がありますので、コラーゲンの元でもあるタンパク質は、やはり私たちの体にとって必要不可欠なものであるといえます。