日本では冷え症を病気と考える方は少ないのですが、中医学など漢方の世界では冷えを病気として捉えています。それは「冷え性」ではなく「冷え症」と書く漢字を見ても分かることでしょう。
冷えは万病の元といわれており、放っておくと内臓機能を低下させるなどのほか、場合によっては重い病気を招いてしまうこともある危険なもの。身体というのは、常に適切な温度を保ってこそ健康でいられるのです。
また冷えは太りやすい体質にしてしまったり、肌荒れなど老化現象を早める、肌を乾燥させやすくしてしまうなど、美容面でも見逃せない大敵。逆に身体を温めることでこれらの症状は改善され、便秘がよくなる、性格が前向きで明るくなるなど、実に多くの効果をもたらします。
寒さの厳しい1月は、冬季の間でももっとも冷えに気をつけたい時期。
ヒートテック素材のインナーを着用したり、腹巻や厚手の靴下などでしっかりと防寒対策をとりましょう。特に女性は冷えやすい体質ですので、充分な配慮が必要です。