冬場は乾燥が気になる季節。特にひどいときは空気中の湿度が20%を切ることもあり、そうなるとお肌もカサカサしてかゆみが気になったり、粉をふいたようになってしまうことも。
健康な肌というのは、その内部に30%の水分を含んでおり、0.02mmという薄さの角質層には15~20%もの水分を保持しています。それによって外部からの刺激を保護しているのですが、これが10%以下になってしまうと乾燥して荒れた肌ということになるわけです。
角質層が整っていれば細胞と細胞の間にある細胞間脂質が水分と油分を包み込み、潤いを保持できます。しかしそれができなくなっているということは、角質がはがれて皮脂膜が作れず、肌内部の水分が蒸発している証拠。細胞間脂質も減少し、バリア機能が失われて外部刺激に耐えられない状態になってしまうのです。
かゆみや赤み、皮がむけるのは、このような現象によるものだったのです。
肌の乾燥する時期は特に肌そのものが乾燥しやすくなってしまいますので、外部から乳液やクリームなどで潤いをチャージしてあげるのがベター。お風呂上がりのケアや、定期的なエステティックサロンでのトリートメントをおすすめします。